法務省(出入国在留管理庁)が、
報道発表資料「新型コロナウィルス感染症に関する上陸拒否の措置に係る"特段の事情が認められ上陸を許可した人"の内訳について」
及び
同資料別紙速報値「特段の事情が認められ上陸を許可した人の内訳上位20か国・地域(4月1日〜4月12日合計)」
を公表しています。
国籍・地域別内訳
4月12日までの速報値であるため、4月3日以降の「上陸拒否対象地域」数は73。これら対象地域のうちトップ20のランキングです。
1.米国(5/1時点での感染者数の世界ランキングは1位)
2.タイ(同60位)
3.中国(香港及びマカオを含む)(中華人民共和国は同11位、香港は同87位、マカオは同170位)
4.インドネシア(同37位)
5.フィリピン(同40位)
6.オランダ(同14位)
7.フランス(同5位)
8.カナダ(同12位)
9.英国(同4位)
10.ドイツ(同6位)
11.韓国(同36位)
12.ブラジル(同10位)
13.台湾(同118位)
14.オーストラリア(同45位)
15.イタリア(同3位)
16.フィンランド(同51位)
17.シンガポール(同24位)
17.トルコ(同7位)
19.ベトナム(同129位)
19.マレーシア(同48位)
番外 日本(同29位)
とのこと。
特段の事情が認められ上陸を許可した(された)人の数
"特段の事情が認められた上陸を許可した人"が、
注2:乗員(クルー)、
注3:乗員以外
に分けられており、これを、
前稿では、
前者:「特例上陸」等カテゴリー、
後者:「身分系 / 再入国」カテゴリー
と表現しています。
上陸申請前14日以内に、公表された20カ国における滞在歴のある外国人の上陸許可件数の多くは、乗員(クルー)の上陸に係るものですが、
中国(香港及びマカオを含む):41<254、
フィリピン:40<85、
韓国:17<79、
ブラジル:8<70、
台湾:27<50、
ベトナム:0<13、
の6カ国に限っては、
乗員以外の上陸許可数が大幅に上回っています。
この6カ国に滞在歴のある
「永住者」、「日本人の配偶者等」、「(特別)永住者の配偶者等」、「定住者」の在留資格をもつ外国人が多いということでしょうか。
まづは、法務省が資料の公表に踏み切ったこと自体が、注目に値するアクションです。
一方で、今晩あたりから、今回の公表に関する各種動画がYouTube等でアップされています。