ロシア旅行業者協会が、ロシア国境警備庁(上級庁はロシア連邦保安庁)が公表した2019年の外国人入国者数を掲載しています。
2019年の入国者数は、32.866.137人(2018年比で3.156.000人増)であり、前年に比べて微増。
更に、入国者数全体のうち、観光目的の入国者数は、5.100.000人となっており、前年比で20,5%も増加しています。
国別入国者数(観光目的入国者のみ)
1位:中国(1.493.237人)
2位:ドイツ(522.164人)
3位:韓国(413.351人)
4位:アメリカ合衆国(241.101人)
5位:イスラエル(199.090人)
6位:イタリア(154.844人)
7位:フランス(154.251人)
8位:イギリス(133.815人)
9位:スペイン(110.850人)
10位:日本(80.313人)
国別入国者数増加率(観光目的入国者のみ)
1位;フランス(32,4%)
2位:日本(31,4%)
3位:スペイン(30,0%)
4位:イタリア(22,0%)
5位:イスラエル(21,7%)
6位:韓国(20,8%)
7位:中国(19,0%)
8位:ドイツ(15,7%)
9位:イギリス(6,5%)
10位:アメリカ合衆国(6,0%)
以下、可視性の良い、ラジオ・リバティーのグラフを引用しておきます。
入国者数・入国者数増加率でも、意外にも日本が上位にランクイン。特に、増加率で2位となっていることは、注目に値しますね。
一方で、今般の新型コロナウィルスの流行による、自国インバウンドへの影響も避けられないのは、ロシアも同様だと推測されます(こちらのほうが旬なトピックかもしれませんが)。
「ロシアが、日本に対して査証発給体制の撤廃を求めている」背景には、こうした定量的な根拠もあるわけです。