ロシア国外に在るロシア国民の本国への帰国便が再開するとのことです。
新型コロナウィルス感染拡大局面にある今、在外邦人の中には本邦帰国を希望される方も少なくないと思われます。
一方で、今日時点で、緊急事態宣言が現実となりつつある本邦でも帰国を希望する在留外国人も少なくないと想像されます。
現在ロシア国外には帰国を希望するロシア国民が少なくとも3万人いるということですが、4月4日にはロシアの在外国民の帰国を目的とした航空便全便の運航がストップされました。
"本邦に在留する〇〇人"といっても、外交官・経営者・ビジネスマンといったカテゴリーから、語学教師・留学生・技能実習生といったカテゴリーまで様々。
どのカテゴリーにしても、現在出国しても、暫くは再入国が保証されない状況であることに変わりはないでしょうし、
また、カテゴリー別にみて、本邦内にでの保護の程度につき、前者と後者では状況が異なるのではないでしょうか。
ソーシャルメディア上では、後者のカテゴリーに属する外国人から、「金銭的・物質的に限界」という声も聞こえてはじめています。
いずれにせよ、現在の「出国を希望しているにもかかわらず、自己(自己どころか人類全体)のコントロールが全く及ばない事由により出国が叶わない」という、ある意味前代未聞の状況。
申請取次行政書士として、本邦政府の他、本邦内の各国在外公館の今後の対応に注目したいところです...
【追記】
在日ロシア連邦大使館によると、日本時間本日13:05発のS76290(HND-VVO, 羽田-ヴラジヴォストーク)便が運行を再開するとのことです。